由利本荘市中心街の住宅地にある麺屋 歩。
訪問時、店の前の駐車場はほぼ埋まっており「これは少し待つかな」と思ったが店内が広く席も多くすぐにカウンターに着くことが出来た。
例によって初訪問店なのでブック推しの「豚魚そば（750円）」を注文（特典は200円引き）
注文してから「豚魚（とんぎょ）？」と思い直しブックを確認。
説明によると「トンコツと煮干し、魚介や香味野菜を長時間炊いたスープ」との事。
運ばれてきたどんぶりを見た限りでは海苔に粉末（鰹節？）が乗っている以外は普通。
まずはスープを味見するべくレンゲですくうとかなりのトロみがある事がわかる。
そして最初のひと口は「甘い！？」
ただしその甘みは砂糖などによるモノとは明らかに違う、野菜から出る甘みを濃縮したような独特なものだった。
これがトンコツ＋魚介＋香味野菜からくる味なのかと思わず納得してしまう。
この適度なとろみのスープが、細めの麺によく絡んで口の中で「至福」の瞬間を作り出す。
食べ進めていくと不思議な事に当初の甘さを感じなくなり、トンコツらしさが際立ってくる。
具は地味だが麺を食べる合間にアクセントをつけるという意味で非常に重要な役割を担っていた。
スープの特殊性と全体的なバランスでここまで完成度の高いラーメンはなかなか無い。
是非また食べに来たいと思う。
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麺屋歩
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